当教室は外部大会がなく「教室内完結」のスタイルをとっています。これは「全員が主役になれるチャンスを作りたい」と考えているからです。
一般的な大手ロボット教室では、「世界大会」や「全国規模の社内大会」が目標になるため、高いハードルや厳しい選抜が伴います。当教室では、そうした競争よりも、一人ひとりの「できた!」という喜びや、日々の成長を一番近くで応援し、自信を育むことを最優先にしています。
「毎回の授業が、小さな大会」、そんな教室にしたいと思っています。
- 以下はお子様の頑張りを応援するための取り組みですので、別途費用はいただきません。
「あしあと」に込めた想い
当教室が一番大切にしている「精確にロボットを動かし、課題を成し遂げる喜び」は、お子様にとって大きな自信になります。そこに、エンジニアが大切にする「最適化」というさらなる面白さを加えたのが「ヒナタ屋のあしあと」の記録です。
この小さな仕掛けで、お子様たちの向き合い方は一段階上がりました。「できた!」で満足するのではなく、「どうすれば、あと0.1秒速くなるか?」「どうすれば、もっと得点を伸ばせるか?」と、課題達成後の「さらなる工夫」に取り組むようになりました。
これを通じて「自分で限界を突破した」という自信と、「現状に満足せず最適化し続けるエンジニアの思考」を育んでほしい。それが「あしあと」に込めた想いです。
- 掲載に関するプライバシーについて
当教室ではお子様のプライバシー保護を最優先に考えております。この仕組みは2024年より導入しておりますが、2025年12月分から保護者様のご同意をいただいたご家庭に限り、その記録をホームページで公開することにしました。完全匿名性のため、お子様の本名が公開されることは一切ありません。
ヒナタ屋レコード
当教室では、日々の授業の中での努力を「ミッションレコード」や「インスタ賞」で評価し、その成果を応援しています。小さな成功体験を積み重ね、自信(自己肯定感)を高めます。
- ミッションレコード
その課題のロボットで、学年で一番タイムが速かったお子様、あるいは一番得点が高かったお子様に「図書カード」をプレゼントしています。自律制御部門とコントローラー部門があり、ほぼ毎回の授業でランキングを行いますので、受賞のチャンスがたくさんあります。- 自律制御とは、ロボットが自分自身で状況を判断して動く仕組みのことです。
- 自律制御部門では、センサーを使って周りの状況を読み取り、あらかじめプログラミングされた手順に従って、ロボットが自分の力でミッションを攻略します。
- インスタ賞
順位だけではない「光るアイデアと試行錯誤のプロセス」を評価します。その写真や動画を Instagram に投稿し、栄誉を称える賞です。- 「対戦型のアクティビティ」(相撲など)での名勝負や工夫など、単純に「数値化できない」成果も、こちらの賞で取り上げています。
- ミッションレコードではどうしても数字で競ってしまいますが、コツコツと取り組みたいお子様は、こちらの賞で応援したいと考えております。
- 当教室ではプライバシー保護のため、お子様のお顔などが写らないよう配慮しております。また授業中はお子様へのサポート(指導)に専念するため、投稿している写真・動画は別日に撮影したものです。
ヒナタ屋カップ
年に2回、FLL(ファーストレゴリーグ)や WRO(ワールドロボットオリンピアード)の公式フィールドを使ったヒナタ屋カップ(教室内ロボコン)を行います。それまでの学習の総まとめとして、生徒全員が参加して得点を競います。フィールドの大きさは「236cm×114cm」と大変広く、高得点を目指すためには、精確な自律制御が求められます。
一般的な大手ロボット教室で行う「世界大会」や「全国規模の社内大会」との比較につきましては、下表をご覧ください。
| ヒナタ屋 | 一般的な大手ロボット教室 | |
| 目指す ゴール | 昨日の自分より成長すること 目標達成を重視します。 過去の世界大会公式コースで 本格的な課題に挑みます。 | 「世界大会」や「大規模な社内大会」 FLL/WROなどの外部大会や その教室独自の全国ロボコンでの 入賞を目指します。予選を勝ち抜き 遠征して大きな会場で競い合います。 |
| 評価の ポイント | 得点・工夫・発想 得点だけでなく ユニークなアイデアも 評価対象です。 | ルールの適合・効率・正確性 厳密な競技ルールの中で いかに高得点を効率よく 出すかが問われます。 |
| 参加 | 全員主役 生徒全員が参加し 誰にでも1位になれる チャンスがあります。 | 選抜チーム 優秀な生徒が選抜され チームを組んで 一位を目指します。 |
| 表彰 | 未来のための研究費 入賞者には表彰状、アイデアには インスタ賞を授与。副賞として ミニフィグガチャ権や 図書カードを進呈します。 | トロフィーや賞状 大会での勝利の証として トロフィーや賞状が 授与されます。 |
| 費用 | なし 授業の一環として 行いますので お月謝以外の費用は 必要ありません。 | 本格的な活動費 大会に向けた追加の 授業料、大会参加費、 遠征費が必要になる 場合があります。 |
- カリキュラムの都合上、1回になる年もございます。ご承知おきくださいませ。
図書カードは「研究費」
お贈りする図書カードは、書籍購入など未来の学びに投資するための「研究費」としてお渡ししています。「その探究心で、もっと新しい世界を知ってほしい」という願いを込めています。図書カードをお渡しした際は、LINEスタンプでご連絡します。
抽象化レベルと記録
お子様たちの記録をご覧になると、時として「低学年の子が、高学年の子よりも速いタイムや高いスコアを出している」という逆転現象に気づくかもしれません。それは、低学年では簡単&精確に動くブラックボックス(抽象化されたプログラムとロボット)を使い、学年が上がるにつれてそのブラックボックスを自らの手で解き明かし、より本質的で難易度の高い制御へと挑戦のステージを移しているからです。
| 学年 | 抽象化 | 難易度 | 授業の 内容 |
| 小学 3,4年 | 高 ブラック ボックス | 易 | 「道具」を使いこなす |
| 小学 5,6年 | 中 仕組みの 理解 | 普通 | 「仕組み」を応用する |
| 中学生 | 低 自力で 構築 | 難 | 「論理」をゼロから生む |
- 小学3,4年生は「まずは成功体験を」
ブラックボックスを使いこなし、まずは「自分の考えた通りに動く楽しさ」で学びを深めていきます。 - 小学5,6年生・中学生は「思考の深さを」
便利なブラックボックスを徐々に使わないようにしていきます。そのため、一見するとタイムが落ちたように見えても、それは自分の頭でゼロからロジックを組み上げた、非常に価値のある「1秒」です。
記録は数字の比較だけではありません。それぞれの学年が、どのレベルの「抽象化」と向き合い、どんな「難易度」を乗り越えようとしているのか。そのプロセス(あしあと)を含めて、お子様たちの挑戦を温かく見守っていただければ幸いです。
ヒナタ屋レギュレーション
ロボット競技において、もっとも避けるべきは「運による勝利」です。「たまたま調子の良いモーターに当たった」「電池を新品に変えたばかりだから速かった」。これらはエンジニアリングの本質ではありません。
当教室では、最も結果に影響するモーターの「ハードウェアの個体差」の運を排除し、「物理 × 論理」の実力だけで競い合うため、モーターの出力にソフトウェア的なキャップ(上限)を設定し、全クラス共通のレギュレーション(制限規定)としています。新品・中古を問わず、全てのモーターが安定して発揮できる「公称値の80%(安全率 1.25)」を上限値として強制的に適用することで、全ての生徒が公平な条件下でスタートラインに立ちます。
| 80%リミット | 外観 | スピード(deg/s) | トルク(mNm) |
| S モーター | 660 528 | 50 40 | |
| M モーター | 1110 888 | 180 144 | |
| L モーター | 1050 840 | 250 200 |
この制限には、公平性の担保以外にも重要な教育的意図があります。
- 「安全率(Safety Margin)」の学習
実際のモノづくりにおいて、機械を常に100%の限界ギリギリで稼働させることはありません。故障を防ぎ、長く安定して動かすために、あえて余裕を持たせて使う「定格運用」の考え方を学びます。当教室では、産業界でも一般的な指標である「80%運用」を採用しています。 - 機材を大切にする心
過剰な力(トルク)を制限することで、ギアの破損やモーターの焼損事故を防ぎます。「道具を大切に扱う」ことは、エンジニアの第一歩です。
また、ロボット競技の世界では「同じプログラムなのに、なぜか今日はうまく動かない」ことが日常茶飯事です。FLL や WRO といった世界的なロボット大会に出場するトップチームは、この「機材の個体差」という物理的な壁を乗り越えるために多くの時間を費やします。実際の競技現場では、複数のモーターを購入し、その中からもっとも性能が高く、かつ特性が揃った「奇跡のペア」を選別して使用することもあります。それほどまでに、ハードウェアのバラつき(当たり外れ)は勝敗を分ける重要な要素なのです。
当教室は、この「選別」というアナログな手法の代わりに、「制御プログラムで個体差を吸収する」というエンジニアリングで解決しています。「ハードウェアは裏切るが、優れたコードは裏切らない」。このレギュレーションの中で戦う経験は、将来もしお子様たちが世界を目指す時にも、強力な武器となる「本質的な解決力」を養います。
ヒナタ屋への手紙
お子様のご成長を一番近くで見守る保護者様からいただいた、温かなメッセージの記録です。
授業の中だけでは見えにくい、ご家庭での「できた!」という喜びの声や、当教室で過ごした日々の思い出。そんな「皆様の声」をご紹介します。
技術を磨いた「数字のあしあと」だけでなく、皆様と分かち合った喜びや、ご家庭でお子様が見せた成長の瞬間。その「心のあしあと」もまた、当教室が歩んできた大切な歴史です。
- いただいたお手紙について
匿名で「郵便箱」に投函されたお手紙を、大切に保管・公開させていただいております。
