教育版LEGOの最新ロボット、SPIKEシリーズを採用しています。

  • LEGO は、デンマーク語で「leg godt(よく遊べ)」という言葉を略したものです。

目的に合わせて、2つのハブ(コンピューター)、3つのモーター、3つのセンサーを使い分けます。ハブには「加速度(G)」と「角速度」を測るジャイロセンサー、モーターには「回転角」を測る角度センサーが内蔵されています。

SPIKEシリーズの簡単なSPEC一覧を、下表に示します。

  • ハブのポート数は、モーターとセンサーを接続できる数を表しています。
  • ハブには、Bluetooth による通信機能が搭載されており、PCだけでなくコントローラーとの接続やハブ同士の通信が可能です。ただし、Pybriks を使用している場合に限ります。
  • ハブはマイクロUSB により、PCとの接続や充電を行います。
  • ハブはどちらも32MB メモリを搭載しているため、ハブにプログラムをダウンロードすれば、ロボット単体で動かすことができます。ただし、スモールハブは Pybriks を使用している場合に限ります。
  • モーターの性能は、無負荷時の速度と停動トルクで記載しています。
  • センサーに記載されているライトマトリクスは、センサーでなくディスプレイです。ディスプレイの無いスモールハブのために追加されたブロックです。

ハブ役割と外観ポート数内蔵
センサー
ディスプレイスピーカー
スモールハブ
(ベーシック)
コンパクト
ロボット用
2ポート6軸
ジャイロ
センサー
なしなし
ラージハブ
(プライム)
高機能ロボット用
6ポート5×5マトリクス
(ハブ本体)
12ビット16 kHz
(モノラル)

モーター外観性能内蔵
センサー
特徴
S モータースピード:★☆☆
(110 rpm)
パワー :★☆☆
(5 Ncm)
回転角度
センサー
力が弱くても
できる動きに。
コンパクトで
使いやすい。
M モータースピード:★★★
(185 rpm)
パワー :★★☆
(18 Ncm)
大きいロボットの
タイヤを回す。
少し力の必要な
アームを動かす。
L モータースピード:★★☆
(175 rpm)
パワー :★★★
(25 Ncm)
重機のアームや
移動機構等の力が
必要な部分に。

センサー外観役割使用例
カラー
センサー
色や反射率を
調べる
白黒の境界線を走る
「ライントレース」。
黒や赤まで進む。
色による仕分け。
距離
センサー
障害物との
距離を測る
壁に近づいたら止まる。
迷路で左右のどちらが
曲がり角か調べる。
壁と距離を保ちつつ走る。
フォース
センサー
力の大きさを
測る
ON/OFFのスイッチ。
壁にぶつかったら止まる。
ハブ内蔵
6軸ジャイロ
センサー
XYZ方向の加速度と
角速度の測定
ロボットの直進や
回転のズレをなくす。
ロボットの傾きや
揺れを検知する。
コントローラー。
モーター内蔵
角度センサー
絶対・相対
回転角の測定
移動距離の測定。
ダイヤル入力。
負荷を検知して止まる。
アーム初期位置合わせ。
ライト
マトリクス
3×3
マトリクスの
ライト
9マスを様々な色に光らせて
ロボットの状態を知らせる。